「店内に“南国のゆるさ”をひとさじ――」

そんな願いを最短で叶えてくれるのがレゲエBGMです。

オフビートのギターが生むスウィング感と太いベースラインは、流した瞬間に空気をほどよく緩め、同時にポジティブな高揚も呼び込みます。

本記事では、レゲエの成り立ちや代表曲、業種別の活用アイデアまでをやさしく解説。

読み終える頃には「まずは1曲かけてみよう」とワクワクしているはずです。

この記事を最後まで読むと
  • レゲエの歴史・音作り・代表曲がつかめる
  • 業種別レゲエ活用術&選曲ガイドをそのまま実践できる

レゲエで店舗の空気を“ゆるく”デザインしよう

南国のそよ風のようなリズム、心地よいベースライン――レゲエを流すだけで店内の温度が少し下がり、肩の力がふっと抜ける感覚を味わえます。

BGM は「耳で感じるインテリア」。

中でもレゲエは、リラックスと高揚を同時に与える稀有なジャンルです。

店舗イメージを軸に BGM を選ぶ際、「ほどよく個性を出しつつ居心地も保ちたい」と考えるオーナーには、まさにうってつけの選択肢と言えます。

“ゆるさ” と “陽気さ” を一滴垂らす――それがレゲエ BGM の魔法です。

レゲエとは?ルーツと発展をざっくり把握

1960 年代後半、カリブ海の島国ジャマイカでサンバ調の スカ、テンポを落とした ロックステディ を土台に誕生したのがレゲエ。

アメリカ R&B やアフリカンビートも取り込みながら進化し、今では世界中で愛される“グローバル・アイランド・ミュージック”へと成長しました。

  • 発祥 : ジャマイカ(キングストン)
  • 主要ビート : 4 分の 4 拍子で 2・4 拍にギターのカッティング、3 拍にアクセント
  • 代表人物 : “レゲエの神様” ボブ・マーリー、映画『ハーダー・ゼイ・カム』主演の ジミー・クリフ、ダンスホールを世界区にした ショーン・ポール

民族音楽 × ブラックミュージック × 自由な発想――レゲエは“クロスオーバー”そのものの歴史です。

BGMマガジン
編集部

つまりレゲエは“混ざりもの上手”。
だからどんな店にも合わせやすいんですね!

レゲエサウンド3つの特徴で“くつろぎ+ノリ”を両取り

レゲエが BGM に適している理由を、音楽的視点で3つに絞ると以下の通りです。

  1. オフビートのギターカッティング
     小気味よい刻みが心拍をゆるやかに整え、自然と体を揺らしたくなる。
  2. 骨太ベースライン
     低音がしっかり鳴ることで、空間全体に“包み込まれる安心感”を付与。
  3. パーカッション&メロディの南国感
     ボンゴやスネアの抜けがリゾートムードを醸成し、非日常の演出に最適。

ゆったりしているのに躍動感がある。 これこそがレゲエの“二面性”であり、滞在と購買の両方に効くカギです。

定番4曲でレゲエの空気を体感してみよう

曲調のイメージを掴むために、まずは誰もが耳にしたことのある定番曲を聴いてみましょう。

One Love / Bob Marley

愛と平和を歌う国民的アンセム。

イントロのコーラスだけで“陽だまり”が差し込みます。

Three Little Birds / Bob Marley

“Don’t worry about a thing” のフレーズがリラックスを加速。

朝の開店時に最適。

I Can See Clearly Now / Jimmy Cliff

澄んだボーカルが爽快感を演出。

アフターランチの眠気対策にも◎。

Get Busy / Sean Paul

少しテンポを上げたい夜のバータイム用。

軽快なダンスホールで客席の温度をプラス。

レゲエBGMが映える業種・ブランドイメージ

レゲエの“ゆるさと陽気さ”は、ブランドの世界観を柔らかく彩りながら来店客の心拍数を落ち着けてくれます

ここでは、相性抜群の業種を5つピックアップし、その理由と期待できる効果を具体的に解説します。

ハワイアンカフェ&コーヒースタンド

熱帯モチーフのインテリアやココナツの香りが漂う空間に、レゲエのオフビートが溶け込むと一瞬で“ビーチタイム”。

来店客は注文後も席を立ちにくくなり、写真映えするリラックスショットを SNS に投稿しやすくなります。

結果として滞在時間が伸び、ドリンクのおかわり率も上昇しがちです。

サーフ&スケート系アパレル

ストリートと海カルチャーを横断するブランドは、スケートデッキが擦れる音や店内のざわめきとレゲエビートの相性が抜群。

試着室からフロアまで“ボードライフ”のイメージが途切れず、スタッフとのフランクな会話も弾むため、ブランドストーリーが自然と伝わります。

アウトドア・キャンプ専門店

ウッド調の什器や焚き火映像とレゲエの骨太ベースが共鳴し、“自然と都市の中間地点”を演出。

キャンプギアを手に取る動作がスローダウンし、商品をじっくり吟味してもらえるので客単価アップに直結します。

リゾートスパ・マッサージサロン

施術中は心身を緩めることが最優先。

レゲエのゆったりテンポは自律神経を整え、深い呼吸へ導きます。

施術後のアンケートで「音楽が良かった」と言われる確率が高まり、リピート指名や口コミ投稿にも好影響を与えます。

カーケア&ドライブスルー洗車場

待機時間の“退屈”を解消したい現場では、軽快かつリラックス感のあるレゲエが強い味方。

ドライブの延長線上で耳に入ると、洗車後そのまま海沿いを走りたくなるような高揚感が生まれ、サービス体験全体がポジティブに記憶されます。

BGMマガジン
編集部

海・街・アウトドア……“ゆる系”キーワードを持つ業種なら、レゲエを流すだけで世界観がグッと締まりそうですね!

自然・リラックス・ストリート感――この3要素のいずれかを掲げるブランドにとって、レゲエは“空間の仕上げ材”。

導入するだけで、居心地と個性を同時に底上げできます。

レゲエBGM導入で得られる5大メリット

  1. 長居を促進し客単価アップ
  2. ゆったりトークで注文追加が増える
  3. SNS に“音の記憶”が紐づきブランド想起が高まる
  4. スタッフもリラックスしサービス品質が安定
  5. 競合が少ないため“音で差別化”できる

“居心地の良さ → 滞在延長 → 売上増” の好循環を、レゲエ一曲で回せるポテンシャルがあります。

失敗しないレゲエ選曲&運用ガイド

レゲエはテンポや歌詞のムードで印象が変わります。

迷ったら次の3手順を守るだけで OK。

  1. 目的を決める
     「くつろぎ重視」「ちょっと盛り上げたい」などシーンごとにゴールを設定。
  2. テンポで時間帯を切り替える
     開店〜昼下がりは“ゆったりリズム”、夕方以降は“やや速め”。
  3. 週1の曲替え&音量チェック
     同じ曲は飽きが来るので定期更新。音量は人の会話が邪魔されない程度に。
BGMマガジン
編集部

“ゆるい昼・ノリの夜”を意識するだけでプロっぽい選曲になりますね!

専門知識がなくても “目的・テンポ・更新” の3ポイントを守れば、店舗の雰囲気に合ったBGMを選ぶことができますよ。

まとめ:レゲエは“南国の心地よさ”を運ぶ音のインテリア

オフビートの心地よさ、温かいベース、自由なスピリット。

レゲエを店舗 BGM に取り入れるだけで、「また来たくなる空間」 が自然と生まれます。

“音で雰囲気をデザインする” 最初の一歩として、今日紹介した4曲を参考に、レゲエを試してみてください。

海風のようなゆるいグルーヴ が、あなたの店に新しいファンを連れてきてくれるはずです。

ABOUT ME
BGM House ディレクター K.G.
店舗BGM配信サービス「BGM House」ディレクター。 これまでに1,000曲以上の店舗用BGMをプロデュース。「空間の音」を起点に、美容サロン・カフェ・小売店など、ブランドの世界観を深める空間演出を手掛ける。 また、事業家としての側面も持ち、ゼロから事業を立ち上げた起業経験に加え、東証プライム上場企業での新規事業開発にも参画。 「感性(音・ブランディング)」と「論理(事業開発・マーケティング)」の両輪で、年商1,000万円〜10億円規模の事業者・ブランドオーナーの実践的な伴走支援を行っている。