イタリアンに合うBGMで売り上げを伸ばそう!
グラスに注がれるワインの音、オリーブオイルがはじける香り──そこへイタリア語のメロディが重なった瞬間、ゲストの心は一気に“南欧モード”へ切り替わります。
BGMは、メニューや内装と同じくらい売上を左右する「見えない演出家」。
本記事ではカジュアルなトラットリアから格調高いリストランテまで、業態ごとに最適なジャンルとテンポを選ぶコツをプロ視点で解説します。
- イタリアンに合うBGMが業態別でわかる
- イタリアンレストランにおけるBGMの効果がわかる
目次
なぜイタリアンでBGMが欠かせないのか?
パスタの湯気、オリーブオイルの香り――そこへイタリア語のカンツォーネが流れた瞬間、ゲストは“ローマの路地”へひとっ飛びです。
BGM は料理や接客と並ぶ第三の演出ツール。
テンポや楽器の選び方しだいで、ワインの追加オーダーも滞在時間も大きく変わります。
音は“味覚のブースター”。まずは「耳で旅をさせる」ことがリピートへの第一歩です。
滞在時間をのばす――スローカンツォーネの効能
イタリア語のゆったりしたバラード(80–90 BPM)は副交感神経を刺激し、ゲストを“長居モード”へ誘導します。
ワインリストをゆっくり眺めてもらえるので、グラスからボトルへのアップセルが自然に発生。
編集部
穏やかな曲調は“時間を忘れて楽しむ”空気をつくります。
スローカンツォーネ=もう一杯の余裕。
平日の客単価アップに直結します。
客単価を上げる――軽快ジャズ&ラウンジの威力
週末のピークやアラカルト提供中は、BPM110 前後のイタリアン・ジャズやラウンジを。
軽やかなウッドベースとスウィング感が食欲と会話をブーストし、前菜+パスタ止まりの流れを“デザート&食後酒”へスムーズに導きます。
編集部
リズムが少し速いと“ドルチェも頼もうかな”という気持ちになりますね。
アップテンポ=追加オーダーの起爆剤。
忙しい時間帯の売上を底上げします。
接客を助ける――スタッフにも優しいBGM
一定テンポのBGMはホールとキッチンのリズムをそろえ、料理提供がスムーズに。
さらに適正音量(65–70 dB)ならオーダーコールが通りやすく、ホールスタッフの声枯れも防げます。
音が“舞台監督”になることで、サービス品質が安定しクレームも減少します。
店舗タイプ別おすすめジャンルと選曲ポイント
トラットリア(カジュアル)
アコーディオンやマンドリンの入った陽気なカンツォーネで“下町の賑わい”を演出。
ランチはインスト版、ディナーはボーカル入りにすると変化が付けられます。
リストランテ(高級)
ストリングス主体のイタリアン・クラシックや映画音楽(エンニオ・モリコーネ作品など)が最適。
ゆったりとした三拍子を選び、コース料理の流れをエレガントに。
ピッツェリア
カジュアルさを保ちつつ回転率も重視。BPM120 前後のスカ調カンツォーネやイタロポップで“焼き立ての躍動感”を後押しします。
ワインバー/エノテカ
イタリアン・ジャズやボサノバを低音量で。
サックスやエレピの柔らかい音色が会話の邪魔をせず、ワインの香りを引き立てます。
業態×時間帯×テンポを意識すると、BGM がまるでソムリエのように雰囲気を整えます。
参考にしたい名曲4選
Volare (Nel blu dipinto di blu) / Domenico Modugno
コーラスが明るい空気を作る国民的カンツォーネ。
トラットリアのランチタイム に最適です。
Con te partirò / Andrea Bocelli
壮大なストリングスとテノール。
リストランテのメインディッシュ提供時 に格調をプラスします。
Tu vuò fà l’americano / Renato Carosone
跳ねるブラスとピアノが楽しい一曲。
ピッツェリアのピークタイム で活気を演出。
Cinema Paradiso (Love Theme) / Ennio Morricone
ノスタルジックな旋律が余韻を残す映画音楽。
ワインバーの深夜帯 に静かな高級感をもたらします。
上記4曲をベンチマークに、雰囲気が似たロイヤリティフリー音源を探せば費用も安心です。
著作権トラブルを防ぐには?
YoutubeやSpotifyなどの一般向けサブスクは店内再生はNGです。
- 店舗向けBGMサービスを利用し、著作権処理込みのプレイリストで安心運用
- 月額定額&自動更新チャンネルを選び、選曲の手間と法的リスクを最小化
“良い曲”より“合法で流せる曲”。
安全な運用が長期的なブランド価値につながります。
まとめ ― 音でイタリア旅を提供する
- スローカンツォーネで滞在時間UP、ジャズ&ポップで客単価UP
- トラットリア・リストランテ・ピッツェリアでジャンルとテンポを着替え
- 名曲を手がかりにライセンスクリア音源を導入
まずはランチとディナーで2つのプレイリストを作り、音の“温度差”が売上にどう作用するか試してみてください。
耳から始まるイタリア体験が、リピーターと売上をしっかり支えてくれるはずです。



