診察前の緊張、治療中の痛みへの不安、長い待ち時間――。

整形外科クリニックは “痛みを抱えた患者さん” が集まる場所だからこそ、空間づくりが診療体験を大きく左右します。

この記事では、BGMが担う役割と導入のコツ、すぐに使えるおすすめジャンル&楽曲をわかりやすく解説。

音のチカラで「また来たい」と思われるクリニックを目指しましょう。

この記事を最後まで読むと
  • 整形外科の雰囲気に合うBGMがわかる
  • 整形外科での体験をぐっと引き上げるBGM運用術がわかる

なぜ整形外科にBGMが欠かせないのか

待合室ではレントゲン撮影や診察への不安、リハビリ室では運動痛のストレスが付きものです。

やや長めの待機時間が生じやすい科でもあるため、聴覚ケアは欠かせません。

BGMは“静けさの緊張”をほぐし、来院から会計までの体験をやわらげる心強いツールです。

BGMマガジン
編集部

無音だと血圧計の「ブーッ」という音まで気になってしまいますよね、BGMでそっと包み込みましょう。

BGMが生む 3 つのメリット

リラックス&鎮痛補助

ヒーリングやクラシックの穏やかな周波数は副交感神経を優位にし、筋緊張や痛覚過敏を軽減する効果が報告されています。

マスキングでプライバシー保護

診察室の問診や治療機器の作動音を目立たなくし、患者さん同士の会話漏れを防止。

安心して悩みを相談できる環境を整えます。

スタッフの集中力アップ

単純作業が多いレセプション業務やリハビリ指導。

テンポを抑えたインスト曲は脳のワーキングメモリを邪魔せず、ミス低減に寄与します。

シーン別おすすめジャンルと選曲ポイント

  • 受付・待合室
    ナチュラルアンビエント/アコースティックポップ

    ─ 初診の緊張を和らげる“木漏れ日”のようなサウンド。
    ボリュームは会話が楽に聞こえるレベルで。
  • 診察室
    ピアノヒーリング

    ─ テンポは心拍より少し遅め。
    聴覚的な安心感が診察説明の理解度を高めます。
  • リハビリ室
    スムースジャズ

    ─ 軽快でも騒がしくないリズムで運動を後押し。
    ビブラフォンやエレピ中心のインストが◎。
  • 処置室・X線待機エリア
    オルゴールクラシック

    ─ 高周波が少なく痛点を刺激しにくい音色。
    検査前の不安軽減に役立ちます。

BGMマガジン
編集部

場所で雰囲気を変えると患者さんは“次はどんな音だろう”と気が逸れ、痛みへの集中が和らぐそうですよ。

まず聴きたい名曲 4 選

Gymnopédie No.1 / Erik Satie



ゆるやかな3拍子と低音の余韻が呼吸を整え、受付~問診の静けさを穏やかに演出します。

River Waltz / Alexandre Desplat



繊細なピアノとストリングス。

処置室での注射・ギプス固定など「ちょっとドキッとする瞬間」を優雅に包み込みます。

Breezin’ (Instrumental) / George Benson



スムースジャズの名曲。

リハビリ室でのゴムチューブ運動に“もう1セット”の前向きスイッチをオン。

Spiegel im Spiegel / Arvo Pärt



透明なピアノとヴィオラのロングトーンが時間感覚をゆるめ、レントゲン待ちのイライラを軽減します。

導入時の2大注意点

  1. 音量管理
    医療機器アラームが聞こえなくなるほど大きくしない。
    目安はスタッフ同士が通常声で会話できる程度。
  2. 著作権対策
    CD・サブスク・YouTubeの流用はNG。
    JASRAC手続き or 著作権処理済みの店舗BGMサービスを利用しましょう。

店舗BGMサービスを使うメリット

  • 業種タグで“クリニック向け”を即検索
  • 多彩なチャンネルが月額数千円から利用可能、機材はスマホ+スピーカーでOK
  • 全曲著作権クリア

難しい設定なしで、サービスによってはタイマー再生やプレイリストも作れるので、受付スタッフでも簡単に運用できます。

まとめ

整形外科は痛みと向き合う場所だからこそ、聴覚ケアが診療の質を左右します。

ヒーリングやジャズなど穏やかなBGMを戦略的に流せば、

  • 患者さんの不安がやわらぎ治療説明がスムーズに
  • プライバシー保護と居心地向上で口コミアップ
  • スタッフの集中力もキープ

“音の処方箋”で、身も心もリラックスできるクリニックづくりを始めてみませんか?

ABOUT ME
BGM House ディレクター K.G.
店舗BGM配信サービス「BGM House」ディレクター。 これまでに1,000曲以上の店舗用BGMをプロデュース。「空間の音」を起点に、美容サロン・カフェ・小売店など、ブランドの世界観を深める空間演出を手掛ける。 また、事業家としての側面も持ち、ゼロから事業を立ち上げた起業経験に加え、東証プライム上場企業での新規事業開発にも参画。 「感性(音・ブランディング)」と「論理(事業開発・マーケティング)」の両輪で、年商1,000万円〜10億円規模の事業者・ブランドオーナーの実践的な伴走支援を行っている。