木の温もりあふれるナチュラル雑貨店、北欧テイストのミニマルショップ、あるいはポップでカラフルな文房具コーナー――。

雑貨屋はコンセプトごとに色も香りも違います。そんな世界観を一瞬でお客さまの耳に届け、買い物時間をもっとワクワクさせるのが「BGM」の力。

本記事では、雑貨屋にぴったりな音楽ジャンルと選び方、そして人気曲の活用アイデアまでをまるっとご紹介します。

この記事を最後まで読むと
  • 雑貨屋の雰囲気に合うBGMがわかる
  • 雑貨屋での空間体験をぐっと引き上げるBGM運用術がわかる

なぜ雑貨屋でBGMが欠かせない?

雑貨屋は、商品を「見て・触って・選ぶ」滞在型ショッピング。

視覚・触覚と同じくらい、耳からの情報が購買体験を左右します。

ここでは BGM が果たす役割を改めて整理してみましょう。

  • イメージを言葉より早く伝える
    インテリアやディスプレイで示したい世界観を、音で補強。たとえばボサノヴァの軽やかなギターなら「ナチュラル&リラックス」、Lo-fiヒップホップなら「都会的&ミニマル」と直感的に伝わります。
  • 居心地を上げて滞在時間を伸ばす
    ゆったりめのテンポは歩調を落ち着かせ、棚をじっくり眺めてもらえる時間を生みます。結果として “ついもう一品” の機会も増加。
  • ブランド記憶を定着させる
    「あの店=あの曲」という刷り込みは意外と強力。別の場所や SNS リールで同じ楽曲を耳にした瞬間、店舗の映像が思い浮かぶ“フラッシュバック効果”も狙えます。

BGMマガジン
編集部

BGM を“お店のロゴ”みたいに使えるのは面白いですね。耳に残るサウンドはリピーターづくりの隠し味になります。

BGMが生む 3 つのメリット

イメージ誘導効果

柔らかなアコースティックギターは「温もり」、クラシック弦楽は「上質感」。

音の質感と店舗イメージが噛み合うほど、お客さまは“ここで買う理由”を納得しやすくなります。

マスキング効果

外の交通音や店内の話し声が気になる立地でも、BGM がワンクッション。

適度な音量で環境音を和らげ、プライバシーも守ります。

行動誘導効果

セール時はアップテンポで高揚感を演出し、通常営業日はスロー~ミドルテンポで回遊を促す。

音楽のリズムを変えるだけで「購買スイッチ」をコントロールできます。

コンセプト別・おすすめジャンルと選曲ポイント

ナチュラル&オーガニック向け ― Acoustic/Folk

素朴なウッド系小物やエコ雑貨には、アコギ中心のアコースティックが好相性。

鳥のさえずりをミックスしたネイチャー・フォークなども◎。

北欧ミニマル向け ― Chillhop / Lo-fi

シンプルなモノトーン雑貨やステーショナリーには、Lo-fi のざらっとしたレコードノイズとチルいビートで“静かな都会”を演出。

モダンアート向け ― Neo-Soul / Jazz

色彩豊かなデザイングッズには、エレピが揺れるネオソウルや柔らかいジャズ。

おしゃれ度を一段引き上げつつも耳当たりはスムース。

アンティーク/レトロ向け ― Swing Jazz

ブリキのおもちゃや昭和ポップな文具が並ぶ棚には、スウィングジャズでレトロムードを。

軽快なブラシドラムが“掘り出し物ハント”を楽しくします。

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編集部

ジャンル×コンセプトを掛け合わせると、店に一歩入った瞬間の「わ! 好きかも」がグッと増えますね。

運用のコツとプレイリスト管理

  • 時間帯でテンポを替える
    開店~昼はミドルテンポ、夕方以降はスローに。
    客足の波とリンクさせると滞在バランスが整います。
  • 週替わりで“テーマウィーク”
    北欧ウィーク、トラベルウィークなど雑貨の特集と連動。
    SNS告知と合わせると話題づくりにも。
  • 音量は「会話+10dB」が目安
    店員とお客さまが自然に会話できるギリギリのラインで設定を。

参考にしたい名曲 4 選

Café de Flore / Doctor Rockit


エレピとシンプルなビートが心地よいチルハウス定番。

北欧ミニマル棚やレジ前の待機時間に。

Corcovado(Quiet Nights of Quiet Stars) / Antônio Carlos Jobim


ボサノヴァの名曲。

ナチュラルウッドの食器コーナーで流せば、南米の夕暮れを思わせる穏やかさが漂います。

Street Life / The Crusaders


ホーンが華やぐジャズ-ファンク。

セールやイベントでテンションを上げたい瞬間に最適。

Sing, Sing, Sing / Benny Goodman


躍動感あるスウィングクラシック。

アンティーク雑貨のコーナーや季節のディスプレイ切り替え時に活躍。

著作権トラブルを防ぐには?

市販CDやストリーミングの店内再生は原則NG。

手続き不要で使える店舗向けBGM配信サービスを選ぶと、安全かつ手軽です。

ジャンルや時間帯プリセットも豊富なので、上記の「テーマウィーク」運用もワンタップで実現できます。

まとめ

  • BGMは視覚に次ぐ“第2の看板”
  • イメージ誘導・マスキング・行動誘導の3効果で、雑貨屋の魅力を底上げ。
  • コンセプト×時間帯でジャンルを切り替え、飽きさせない演出を。
  • 著作権処理済みのBGMサービスを使えば、手間なく安全に導入可能。

音をデザインすれば、雑貨選びはもっと楽しくなります。

今日から店頭プレイリストを見直して、“耳から伝わるブランド体験”をアップデートしてみませんか?

ABOUT ME
BGM House ディレクター K.G.
店舗BGM配信サービス「BGM House」ディレクター。 これまでに1,000曲以上の店舗用BGMをプロデュース。「空間の音」を起点に、美容サロン・カフェ・小売店など、ブランドの世界観を深める空間演出を手掛ける。 また、事業家としての側面も持ち、ゼロから事業を立ち上げた起業経験に加え、東証プライム上場企業での新規事業開発にも参画。 「感性(音・ブランディング)」と「論理(事業開発・マーケティング)」の両輪で、年商1,000万円〜10億円規模の事業者・ブランドオーナーの実践的な伴走支援を行っている。