桜がほころび、街にフレッシュな空気が流れ込む春―。

卒業・入学・異動など “別れと出会い” が交差するこの季節は、気分も環境も一気に切り替わるタイミングです。

お客さまの高揚感やほのかな不安をやさしく受け止め、前向きな一歩を後押ししてくれるのが春仕様のBGM。

店内の音を春色に染め替えて、思わず長居したくなる空間をつくりましょう。

この記事を最後まで読むと
  • 春の雰囲気に合うBGMがわかる
  • 春の空間体験をぐっと引き上げるBGM運用術がわかる

春がもたらす“ゆらぎ”を音で整える

春は寒暖差が大きく、自律神経が乱れがち。

加えて新しい人間関係や生活リズムへの適応で、心身には知らず知らずの負担がのしかかります。

そこで店舗側にできるサポートが「耳からの癒やし」。

軽やかなコード感や自然音を含む楽曲は副交感神経を優位にし、来店者の緊張をゆるめる効果が期待できます。

  • 穏やかなテンポ … 深呼吸を誘い、ストレスホルモンを低減
  • 高めの音域 … 春らしい明るさや期待感を演出
  • 1/fゆらぎ … 小川や風のノイズをうっすら混ぜ、心拍を安定

「音のクッション」を敷いておくことで、初来店でも“ただいま”のような安心感を覚えてもらえます。

BGMマガジン
編集部

春はワクワクとドキドキが混在する季節です。BGMで“温度調整”してあげると、お客さまも肩の力が抜けますね。

BGMが春商戦を後押し!3つのメリット

1. 購買・利用シーンの彩度UP

軽快なストリングスやアコースティックポップは、商品の“春らしさ”を五感にリンクさせ、手に取る動機を強化します。

2. 滞在時間の延長

カフェや書店では、柔らかいピアノやボサノヴァが時間の流れをゆるめ、平均滞在時間を伸ばす傾向があります。

3. SNS映えの底上げ

店内動画を撮った際、BGMが季節感を帯びていると視聴者の記憶にも残りやすく、拡散効果がアップ。

季節演出の投資としてはコスパ抜群なのが春BGMの特徴です。

シーン別おすすめジャンル

春と言っても3月と5月では求められる空気感が微妙に違います。

ここでは“時期×業種”で汎用性の高い4ジャンルをピックアップ。

3月上旬〜卒業シーズン:アコースティック・ポップ

ギター主体の爽やかなサウンドが、別れの切なさと旅立ちの期待をバランス良く演出。

雑貨店やベーカリーに◎。

4月の新生活スタート:シティ・ポップ(ライト)

80’sテイストのドラムと浮遊感のあるシンセで“新しい街”を連想させるジャンル。

美容室やアパレルの試着室で威力を発揮します。

花見&ランチタイム:スプリング・ジャズ

ブラシドラムとウッドベースが小気味よいリズムを刻み、桜並木を歩くような足取りを表現。

カフェ・レストランのテラス席に。

ゴールデンウィーク:ライト・ロック/ポップス

エネルギッシュなギターリフとサビ頭の大合唱で連休ムードを最大化。

ファミリー向けレジャー施設やフードコートに最適。

BGMマガジン
編集部

同じ店内でも朝はアコースティック、昼はポップ、夜はジャズと時間帯で切り替えると“飽きさせない春”が演出できますよ。

今すぐ流せる!春定番ソング4選

下記の楽曲は 「雰囲気確認」用のサンプル として YouTube などで探しやすい有名曲です。

実際に営業で使用する際は、必ず店舗BGMサービスなどライセンス処理済みの音源を選んでください。

春よ、来い / 松任谷由実


静かなピアノイントロが一気に季節スイッチをON。

和洋折衷のコード進行は和食店や旅館のロビーにもマッチします。

Walking on Sunshine / Katrina & The Waves


ドラムフィルと共に店内の空気が跳ね上がる王道ポップ。

朝の開店時やグランドオープンのBGMにぴったり。

What a Wonderful World / Louis Armstrong


トランペットのブラスと包容力ある歌声が、桜並木を歩くような多幸感を演出。

夕方のカフェやレセプションで「今日一日にありがとう」と余韻を残したいシーンにフィットします。

Flower Dance(Piano Solo) / DJ Okawari


軽やかなピアノと跳ねるビートが花びらの舞う情景を想起させるインスト名曲。

施術サロンや閉店前のクールダウンで、“春の深呼吸” を誘う一曲として活用できます。

試聴ワンポイント
スマホ+小型スピーカーで店内の中央に置き、実際のBGM音量で流してみましょう。会話やオーダーの邪魔にならないかをチェックすると本番選曲がスムーズです。

まとめ:音で届ける“春のやさしさ”

春は期待と緊張が入り混じる季節。

そこで流れる一曲が、お客さまの心拍を整え、背中をそっと押す力になります。

春専用のBGMは短期間しか使えないと思われがちですが、来店体験に残るインパクトは季節演出が一番。

ぜひジャンルや曲調を入れ替えながら、自店だけの“スプリング・プレイリスト”を完成させてみてください。

ABOUT ME
BGM House ディレクター K.G.
店舗BGM配信サービス「BGM House」ディレクター。 これまでに1,000曲以上の店舗用BGMをプロデュース。「空間の音」を起点に、美容サロン・カフェ・小売店など、ブランドの世界観を深める空間演出を手掛ける。 また、事業家としての側面も持ち、ゼロから事業を立ち上げた起業経験に加え、東証プライム上場企業での新規事業開発にも参画。 「感性(音・ブランディング)」と「論理(事業開発・マーケティング)」の両輪で、年商1,000万円〜10億円規模の事業者・ブランドオーナーの実践的な伴走支援を行っている。