煌びやかなイルミネーションが街を彩り、耳にするだけで心が弾むジングルが溢れる12月――。

店内で流すBGMをひと工夫するだけで、ゲストのワクワク感や購買意欲は想像以上に変わります。

本記事では「クリスマスらしい空気感をどう作るか」をテーマに、心理効果から曲選び・権利処理のコツまでを“すぐ使える実例”を交えて解説します。

この記事を最後まで読むと
  • クリスマス時期の店舗に合うBGMがわかる
  • クリスマス時期の空間体験をぐっと引き上げるBGM運用術がわかる

クリスマスBGMが生み出す“魔法”とは

街じゅうがイルミネーションできらめく12 月。

店内に流れる音楽ひとつで、ゲストが感じるワクワク感や購買意欲が大きく変わることをご存じですか?

ここではクリスマスシーズンならではのBGMが持つ心理的・経済的メリットをひも解きます。

感情誘導効果

ベルやストリングスの高い倍音が脳に幸福ホルモンを分泌させ、つい長居したくなるムードを演出。

記憶連結効果

誰もが知るクリスマスソングは“思い出フック”になりやすく、「あの店=心地よかった」という印象を残せる。

購買促進効果

テンポ90〜110 前後のゆるやかなリズムは歩く速度を落とし、商品を手に取る確率をアップさせる。

シーン別・おすすめクリスマスジャンル

同じジングルでも、カフェとアパレルでは欲しい空気感が違うもの。

ここでは代表的な業種を想定し、最適なジャンルの選び方をガイドします。

落ち着いたカフェやサロン

ボサノバ・ジャズアレンジ——ブラシドラムとウッドベースが柔らかく響き、会話を邪魔せず“居心地の良い余白”を創出。

ブティックやギフトショップ

ネオソウル・R&B クリスマス——中低域がリッチなビートで、試着や商品選びをスタイリッシュにサポート。

ファミリー向けレストラン

ポップス & キッズコーラス——明るいメロディと子どもの合唱が、家族団らんの高揚感を最大化。

バーやラウンジ

スムースジャズ & ローファイ——夜景と相性抜群のチルいサックスが、大人の“しっとりクリスマス”を彩ります。

BGMマガジン
編集部

ジャンルはお店の“客層”と“時間帯”でスイッチすると、リピーター率がぐんと上がりますよ!

今すぐ聴ける!定番4 曲セレクション

ここからは「曲調を確かめるためのサンプル」として、YouTube でも見つけやすい有名曲をピックアップ。

気に入ったら “似た雰囲気” のライセンス楽曲を探して店内で流しましょう。

All I Want for Christmas Is You / Mariah Carey


お馴染みのハンドクラップとベルが“ザ・ホリデー”な高揚感を注入。

開店直後や集客ピーク前の気分上げに最適です。

Last Christmas / Wham!


切ないコード進行と軽快なシンセポップが、ショッピングの足取りをスローダウン。

回遊性を高めたい売り場に◎。

Jingle Bell Rock / Bobby Helms


ロカビリー調のリズムが軽やかに弾け、ファミリー層が多いフードコートや雑貨店で“ハッピー度”をアップ。

The Christmas Song (Chestnuts Roasting on an Open Fire) / Nat King Cole


1950年代から愛され続ける定番クリスマス・バラード。

優しく転がるピアノ、ブラシの効いたドラム、そしてコールの温かなバリトンが “暖炉のそばで過ごす聖夜” の情景をそのまま連れて来てくれます。

ディナータイムやキャンドルライトの点灯に合わせて流すと、会話のトーンまで柔らかくなるロマンティック・ジャズに早変わり。

店舗導入時の著作権&運用ポイント

クリスマスはSNS への動画投稿も増える季節。

音楽の権利処理を怠ると、せっかくの演出がトラブルに変わる恐れがあります。

  • JASRAC 等管理団体に信託された曲は必ず利用申請を。
  • サブスクやYouTube 音源をそのまま店内で流すのはNG。
  • 店舗BGM 専用サービスなら「クリスマス」「業種」などタグ検索で時短選曲+著作権クリア。
  • 音量は“隣席と会話しても疲れない”を基準に、平均60〜65dB を目安に設定。

BGMマガジン
編集部

“権利フリーのジングルだけど雰囲気が薄い…”と感じたら、音圧やEQ 調整でもグッとクリスマス感が増します!

まとめ──音楽で“今年いちばんのクリスマス” を

イルミもメニューも準備OK。

あとはBGM で五感をフル演出すれば、ゲストの記憶に残るホリデー体験が完成します。

  • シーン別にジャンルを使い分け、滞在時間&購買意欲を底上げ
  • 定番曲は“試聴用”に活用し、店内はライセンス済み音源へ置き換え
  • 著作権と音量管理を徹底して、トラブルゼロのクリスマス営業を

音楽という“見えないデコレーション”で、今年のクリスマスを最高の売上と笑顔で満たしましょう。

ABOUT ME
BGM House ディレクター K.G.
店舗BGM配信サービス「BGM House」ディレクター。 これまでに1,000曲以上の店舗用BGMをプロデュース。「空間の音」を起点に、美容サロン・カフェ・小売店など、ブランドの世界観を深める空間演出を手掛ける。 また、事業家としての側面も持ち、ゼロから事業を立ち上げた起業経験に加え、東証プライム上場企業での新規事業開発にも参画。 「感性(音・ブランディング)」と「論理(事業開発・マーケティング)」の両輪で、年商1,000万円〜10億円規模の事業者・ブランドオーナーの実践的な伴走支援を行っている。