クラシック音楽は店舗BGMに使える?著作権・使用料・安全な流し方を完全解説
「クラシック音楽って著作権フリーだから、お店で自由に流していいんでしょ?」
こう思っている方は多いですが、実は注意が必要です。
結論から言うと:
- 作曲家の死後70年を経過 → 著作権は消滅(OK)
- ただし音源(CD・配信)には権利あり → 無断使用はNGの可能性
- 安全に使うなら → 商用利用OK音源 or BGMサービスが確実
つまり、「クラシック=完全無料」ではありません。
本記事では、
- クラシック音楽の著作権の仕組み
- 店舗BGMとして使う際の注意点
- 安全に流す具体的な方法
をわかりやすく解説します。
この記事を最後まで読むと
- クラシック音楽にまつわる著作権について理解できる
- パブリックドメイン曲の安全な選び方がわかる

「BGM House」ディレクター K.G.
- 累計1,000曲以上の店舗BGMをプロデュース。「音」で空間の価値を高める専門家。
- 自身の起業経験と、東証プライム上場企業での新規事業開発経験を持つ。
- 美容室・カフェ・小売店を中心に、「感性×マーケティング」で経営を伴走支援。
目次
結論:クラシック音楽は条件付きで店舗BGMに使えます
・作曲家の死後70年を過ぎている → OK
・ただしCDや配信音源には権利あり → NGの可能性
・安全に使うなら「商用利用OK音源」か「BGMサービス」を使うのが確実
クラシック音楽の著作権とは?なぜ無料で使えないのか
クラシック音楽の多くは、作曲家が亡くなってから長い時間が経っています。
日本では、著作権の保護期間は
「作曲者の死後70年」です。
例えば:
- ベートーヴェン → OK(著作権切れ)
- モーツァルト → OK(著作権切れ)
👉 この「楽曲そのもの」は自由に使えます
クラシックは“古いから自由”ではなく、作曲家の没年を起点に 70 年間はガードが掛かったまま。
ここが最初の落とし穴です。
K.G.
2026 年時点で、1955 年以前に亡くなった作曲家の作品は作家権が概ね切れている、と覚えておくと判断しやすいですね。
クラシック音源は無料じゃない?著作隣接権の注意点
作曲家の権利が切れても、
- 演奏家・オーケストラが持つ実演家権(50 年)
- レーベルが持つレコード製作者権(発売後 70 年)
には別の権利(著作隣接権)があります。
つまり市販 CD やサブスク音源を流すときは、これら権利者への手続きが必要。
- 例:ベートーヴェン〈運命〉(作曲家権切れ)でも、2020 年録音のベルリン・フィル版を店内で流すには演奏家&レーベルへの許諾が必要。
K.G.
“パブリックドメイン曲”でも“最新名演”は別料金、ってイメージですね。
作曲家≠録音物。
BGM で流すのは“音源”なので、録音の新しさに注意が欠かせません。
店舗でクラシック音楽を流すときのルール
店舗でクラシック音楽を流す場合、著作権管理団体(JASRACなど)への使用料が必要になるケースがあります。
店舗でのBGM利用は「公衆への演奏」とみなされるため、
CDやストリーミング音源をそのまま流すと著作権使用料が発生します。
クラシック音楽はYouTubeで流してもいい?
結論:NGになる可能性が高いです
YouTube音源にも権利があり、商用利用が許可されていないケースが多いため、店舗BGMとしての使用はおすすめできません。
クラシック音楽の使用料はいくら?
店舗の規模や利用方法によって異なりますが、JASRACなどへの使用料が発生し、年間契約になるケースが多いです。
一番安全で簡単な方法:BGMサービスを使う
「著作権の確認が面倒」「違法リスクを避けたい」という場合は、
商用利用が許可されたBGMサービスを利用するのが最も安全です。
BGM Houseでは、著作権処理済みの楽曲のみを配信しているため、
面倒な手続きなしで店舗BGMとして利用できます。
まとめ
クラシック音楽は一見「無料で使える音楽」に見えますが、
・楽曲 → 著作権切れでOK
・音源 → 権利ありで注意が必要
という仕組みになっています。
安全に使うためには、
・商用利用OK音源を使う
・BGMサービスを利用する
のどちらかを選ぶのが確実です。



